> ドメーヌ・ミシュロの栽培法
· 畑の作業 : 我々は農薬の使用は最小限に抑え(プロッシェー&トニックスのカリキュラム採用)、数度の畑の耕し(掘り起こし)を行う減農薬栽培を取り入れています。
各区画ごとに草を生やしつつ(除草をしない)、定期的な刈り込みによる畑の管理を行っています。この除草しない方法はぶどう樹の水分吸収にストレスを与え、それによってぶどうが地中により深く根を生やすシステムを強いる事となり、さらに農薬使用を制限するのを助け、それが本来の各テロワールの特色を際立たせる事となります。
手摘み(又は機械)によるぶどう葉の摘み取りは東向きの斜面(太陽が昇る方角)において、おおよそ7月中頃に行われます。(年によって時期は変更される場合もあります)
> シャルドネの醸造方法
収穫は手摘みで行われ、そして畑でぶどう果の選別を行います。運搬には特殊なステンレス製のケースで醸造所まで運ばれます。
醸造時においては、まずその年のぶどうの成熟状態により、圧搾の前に破砕することもあります、もしくは収穫したもの全てを空圧式圧搾機でプレスします。樽に入れてアルコール発酵が、次いでマロラクティック発酵が始まる前に、軽い前清澄が6~12時間、低温で静かに行われます。
樽による熟成中(新樽使用15%)、白ワインと澱をかき混ぜるドディナージュは年度によって数回適正に行われます。 ワインは中樽で10~12ヶ月間熟成され、その後に澱引きを行い、それから各樽のワインをまとまりのあるものにするために、発酵タンクで5~6ヶ月間一緒に寝かします。清澄作業は年によりますが、少しだけ行われ、そして瓶詰めの前に一度だけ軽く濾過を行います。熟成期間はトータルで16~18ヶ月に及びます。
我々は白ワインの酸化という問題にとても注意を払っています。つまり、出来るだけワインが空気に触れないように努力しています。何故ならそれは、各テロワールの特性とワインの新鮮さを最大限に守るためなのです。
販売時期はプロフェッショナル(レストラン、ワインショップ、輸出業者)には瓶詰め後、おおよそ2ヶ月後から始まり、又個人顧客のためには瓶詰め後、1年してから始まります。
> ピノ・ノワールの醸造方法
収穫は手摘みで行われ、次いでぶどう畑で選果されます。運搬には穴の開いたケースを使用して醸造所まで運ばれます。ケースは温度が9度の醸造所に1日ストックされて、それから振動式のテーブルの上で改めて選果を行います。
醸造 : 選果後、ぶどうは除梗はされますが、破砕は行われず、次いでアルコール発酵前に発酵タンクに入れて低温浸漬が4~8日間行われます。それから10~12日間ほどはアルコール発酵が自然に行われる期間となります。その後、液引きと圧搾、48~72時間の前清澄が樽詰めの前に実施されます。(新樽使用20%)
マロラクティック発酵は樽熟成の間(12ヶ月熟成)に始まります。翌年の9月になると澱引きをし、それぞれ違った樽のワインをタンクに集めます。それは、5~6ヶ月の間で、各キュベのワインをまとまりの良いものとするためです。そして、冬の間(熟成期間はトータルで16~18ヶ月)に瓶詰めが行われます。清澄作業と濾過は年度によっては行う事もあります。
販売時期はプロフェッショナル(レストラン、ワインショップ、輸出業者)には瓶詰め後、おおよそ2ヶ月後から始まり、又個人顧客のためには瓶詰め後、1年してから始まります。